リカンベントというのは寝そべって乗る自転車です。こんなのです。寝そべって乗るので空気抵抗が少なく、背中が固定されるのでペダルをこぐ力が効率的に伝わるのでスピードが出ると言われています。反面、たちこぎができず体重を生かせないので上り坂に弱いそうです。最近日本でもちらほら見かけるようになりました。自転車を趣味とするものとして一度は乗ってみたいと思っておりましたが、結構マニアックなもので知り合いで乗っている人もおらず、仮に乗っていても乗るのは難しそうできっと貸してくれないよなあ。と思っておりました。
この日曜日に図書館に行ったら公園になんかテント張ってます。そのテントの前にコースが作ってありリカンベント&トライク(3輪のリカンベント)が走っているではないですか。テントを覘いてみるとリカンベント試乗できますの掲示があったので保険料100円払って乗ってみました。
最初は上ハンドルのやつ(リカンベントには上ハンドルと下ハンドルがある)、またがってみるとなんか全然だめな感じがします。走り出しは普通の自転車と同じなんですが体勢が上を向いていて足が前のほうに出ているので地面をけることができません。片足を地面に付けて支えて片足ペダルをこいで走り出します。3回くらいトライしてなんとか走りだしましたがあまり具合が良くありません。ちょっとサイズが小さいようです。大きい下ハンドルのものに乗り換えて再チャレンジしたところなんとかコースを走りだすことができました。
でもコースは結構な小回りがありちょっと無理なので少々コースを逸脱しながら走りました。自転車の上に寝そべるので一体感がイマイチで重心が高く曲がろうとして傾けるとなんか怖いのです。
まあ、とりあえず一発で乗れるようにはなったので良かったです。イメージ的には平坦な道を高速で長距離というイメージでありますので日本ではちょっと使いにくいかな。面白くはありますが日常的に使うのは難しそうでロードレーサー以上に趣味の自転車といえそうです。でもちょっと欲しいなあ。