米国で水を大量に飲んで水中毒で亡くなった人が出たニュースを見ました。これは、大量に水のみを摂取したために体液が薄まってしまって正常に機能しなくなったということのようです。
逆に運動するときは汗で水分が失われてしまうので水分をとらなければ体液が濃くなってしまい不具合が生じると言われています。でも、ここには落とし穴があって汗で失われるのは水分だけでなくナトリウム等の電解質も失われてしまうので水だけを補給すると体液が薄まってしまうというかバランスが崩れる可能性があります。スポーツドリンクを飲めばよいのでしょうが、電解質ばかりでなく糖分もいっぱいはいっていたりするのでダイエットのために運動する場合は困りものです。
一般的に電解質が不足してくると筋肉が攣ったりして”もう駄目”という信号を体が出すので、長時間走ったりするばあいには梅干とか塩の錠剤なんか持っていってヤバげな兆候が出る前に補給するのが良いのではないでしょうか。
ダイエットに糖分は駄目と書きましたが軽めの有酸素運動でも糖分と脂肪が同時に消費されます。糖分に関しては補給なしで運動に使用できる量には限りがあるので長時間運動を続けたい場合は補給する必要があります。補給するさいはなるべく早く吸収されるものを早めにとる必要があります。糖分補給用のゼリーや飲料などもあります。
じゃあ、糖分と同時に使用される脂肪は補給しなくて良いのか?ということになりますが。。。。。。こちらは体にたっぷりと蓄積されているので大丈夫のはず。これこそ補給したらダイエットになりません。体脂肪率5%だとしても数キログラムの脂肪があるはずです。1g=9Kcalと考えれば1Kgあれば9000Kcalの運動をこなせるはずですのでフルマラソンくらいは難なくこなせるでしょう。
まあ、一般人民はエネルギーが枯渇するほど長時間走ったりはできないので水分と電解質の補給にだけ気をつければよいのでしょう。
注)サイクリングでは初心者も強度の弱運動を長くすることが可能なので糖分の不足で動けなくなってしまう事がよくあるようです。プロともなると走りながら食べるために胃腸が強くないと速く走れないそうです。